二層構造ペレット
二層構造ペレットの歴史
ブロッキング性の強い樹脂や禁水性材料のペレット化は、国内外において工業的に極めて困難でした。私たちは「二層構造ペレット化技術」を開発し、この問題を解決しました。
この技術は、接着性が強い樹脂のペレット化検討の過程で生み出されました。
ブロッキング性、粘着性、ブリード性、軟質性、禁水性等を持つ添加剤と目的に応じた樹脂を芯層に練込み、ハンドリング性に優れた樹脂を機能的かつ最適な厚みを持たせて鞘層とすることで、これらペレットの品質を安定させ、計量や混合、輸送といった各種ハンドリング性を改良する特徴を持った二層構造ペレットの生産を可能としています。
私たちは1999年11月から大阪工場に二層構造ペレットの中型試験機を設置し、現在までに延べ200件超の試作検討を行っており、多数の製品化実績がございます。
ペレットのハンドリング性改善
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ブロッキング防止
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ブリード抑制
主な特徴
- 芯/鞘比率は自由に設定でき、均一なペレットが得られる。
- 芯、鞘はそれぞれの押出機より供給するため、融点や粘度の異なる材料を自在に組合わせることが可能。
- ブロッキング防止剤の後処理工程の削減、軟質材料の加工にも最適。
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